第七話「天才料理人シロ 地下帝國に到著する」(2/2)
緹蕾婭的煩惱 5章 料理鬥爭杯篇
おばあちゃん、見ててね。
おばあちゃん……。
唯一殘念なのは、おばあちゃんのお墓に行けなくなったことだ。辛い時、悲しい時、おばあちゃんのお墓に行って泣いていた。
それがもうできなくなる。
物悲しい気持ちになってきた。
ううん、大丈夫。
僕には、おばあちゃんが教えてくれた料理がある。料理を通じて、おばあちゃんを見ればいい。
王都に到著した。
すごい。
人、人、人……人がいっぱいいる。
それに建物があんなにいっぱいひしめき合っている。
僕は、生まれてから一度も村を出たことがない。
見るもの聞くものすべてが新鮮だった。
きょろきょろと辺りを見渡しながら、ギルさんの後をついていく。
ギルさんは、途中王都の市場や鍛冶屋などを案內してくれた。今後、王都に住む以上色々覚えておくようにとのことだ。
市場では、豊富な魚介類、三陸の海の幸が多く水揚げされていた。他にも大陸から新鮮な野菜、海産物の他にも雑貨や洋服なども売り買いされている。
鍛冶屋では、カンカンと熱い鉄を叩き、剣や斧などを作っていた。もちろん料理に使うフライパンや包丁などもある。
楽しい。
生まれて初めて見る街並みだ。人の営みや活気を感じる。
村では奴隷のように扱われ、無我夢中で料理をする以外なかった。
弱者は、強者の機嫌を常に意識しないといけない。
ここ、王宮ってところと一緒なんだね、きっと。
ギルさんがいつになく饒舌なのもわかる。よほど自慢したいのだろう。
そのおばあちゃんに手ほどきを受けたんだ。
「ど、どうでしたか?」
そうだ。何を勘違いしていたのだ。
獨り殘された僕は、他の料理人達のもとへ挨拶に向かった。
大丈夫、これでいい。
七、八人ぐらいの人だかりだ。
すごい、すごい。
包丁なんて觸らなくてもわかる。
ギルさんの案內でひととおりの建物を教えてもらった後、最後にジャシン軍の拠點に行くことになった。
せわしなくそれらを観察する。
「あぁ、そうだ。お前の対戦相手達だ」
ギルさんの後をついていき、階段を下りていく。
もしかして、村では族長しか所有していないお布団があるかも……いやいや期待するな。雨露がしのげる場所だったら十分すぎる、それだけで最高だ。
珍しい。ギルさんが得意げに話をしている。
村では雨漏りがひどく、すきま風がビュービュー吹くひどい寢床だった。たえず補修しないと嵐……(內容加載失敗!請重載或更換瀏覽器)