第九話「ティレアの至高のメニュー作り 壱」(4/4)

緹蕾婭的煩惱 5章 料理鬥爭杯篇

「ティレア様、どうされましたか?」

「お、お姉様?」

「う、うめぇええええええ!! めちゃくちゃうまいじゃないのぉおおお! なにこれなにこれ! 信じられない。信じられない」


このスープ、料理の常識を覆す一品だ。

この世には、ここまで美味で至高なスープが存在したのか!

革命だ。産業革命ならず料理革命きたよぉ!!

もう一口、二口すする。

うまい、うますぎる!

一口ごとに濃厚な旨味と香ばしさが加わり、極上の味を醸し出している。


「ティレア様、我が第二師団で用意した料理はいかがでしたか? 空前絶後だったでしょうか?」

「いや、空前絶後すぎるわぁあああ! なんじゃこりゃあああ! あなたは、本當に私を驚かせてばかりだよねぇえ!」


オルの問いに鋭い突っ込みを入れた。

このハイスペックな料理……。

俺は料理を口にしたら、だいたいの食材や組み立て方がわかる。

これはほとんど料理の構成がわからない。

ただ、確実に言えることがある。この料理は、父さんの料理を越えている。

正直、俺はこの世に父さん以上の料理人なんていないと思っていた。

モチキチはいい線言ってたけど、まだ背中が見えている。

なんだよ、なんだよ。

王都に來て料理力は上がった。お嬢というライバルと呼ぶべき存在とも出會えた。

お互いが刺激し合い、切磋琢磨してきた。

オルの口上途中だが、無視して席を立つ。

ダイニングを出て、廚房に小走りで向かう。

廚房に入り、聲を上げる。

片手にアライのスープを持ち、いざ出陣だ。

味王モチキチのようなSランク料理人を越え、いつか父さんのような料理人になるって、料理の高みを目指してきたのに。

自信を失い、ふらふらと立ち眩みを起こしながらも、聞かずにはおれない。


「えっ? 家畜? 意味がわからない。ふざけないでちゃんと説明して」


オルに鼻息荒く問い質してみる。

あるいは、自分が超野菜人に目覚め宇宙一だってイキってたら、「オッス!」って破壊神が現れた感じ?


「御意。では順に説明いたします。わが第二師団は、ご存じの通り獣人の集落周辺を制圧しておりました。今回の料理人を見つけてきた背景は、黃金世代と抜かす脆弱な獣人共を蹴散らしたところから始まります。獣人共め、私の戦闘力に恐怖を抱いたようで、情けなくも次から次に降伏を――」

いきなり冷や水をぶちかけられた気分だ。

「はっ。これ……(內容加載失敗!請重載或更換瀏覽器)

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