019 土地下面不吸取教訓的五人(3/4)
銜尾蛇記錄 ~圓環的歐布尼爾~ 領主篇
その發想は無かった。
そうか、ダンジョンも產業になるんだな。考えてみれば、冒險者連中にとってダンジョンというのは職場みたいなもんだ。職場が出來れば、周りにそこで働く者をターゲットとした店が出來るのも當然か。新たな經濟圏の誕生というわけだ。
「それに現狀でマルランの主要交易品であるポーション。これも冒險者たちが現地で買って消費してくれれば、かなりの儲けですよ? 商人に卸す際の中間マージンや、輸送のコストも無いですからね。新たな消費先が出來れば、商人連中にも取引額の改正を迫れます。そうそう、ついでに量產奴隸の皆さんを動員して、冒險者向けの裝備も作って売り捌いたらどうです?」
立て板に水と、ぽんぽん政策を提言してくる。この男、浪人暮らしが長かった所為か、自分の才腕を振るえる場になると元氣が良い。仆にとって役に立つなら、それはそれでいいけれど。
「ルベール、お前も大分閣下に染まってきたな……」
しみじみと言うヴィクトル。
ルベールは同僚にそう評されて、干いた笑みを立てた。
「どうせこの先一生、領主閣下からは離れられないんだよヴィクトル。だったら、さっさと染まった方が得ってものだろう」
「賢明なご判斷です」
「そりゃどうも、チーフメイド」
うんうん、職場環境に馴染むのは良いことだ。そうした方がストレス無く仕事が出來るというものだろう。ヴィクトルも、もう少しはっちゃけたら、その頭痛も大分治まると思うんだが。
「と言う訳だ。ラボの環境改善計畫にプラスして、外郭部ダンジョン化計畫を推し進めようと思う。並せて人手も大量に必要になる。例の銅礦山に送る為に買う奴隸の中から、魔力持ちの素養のある者をピックアップしてこちらへ送ってほしい。仆の方でも、建設、ラボ改築とともに『作品』たちを動かして、ダンジョンに放つモンスターを蒐集しておく」
「動かすのは主にどなたです? あんまり目立つ方ですと、兄君や父上――中央集權派の情報網に引っ掛かりますが」
「目立つけど、ドライを使う。彼女の魔眼なら獲物の捕獲も楽だし、轉移魔法で長距離を素早く移動できる。加えて表舞台に出していないから、目擊されても仆と結び付けるような發想はそう出ないだろう」
「ふむ。首輪付きのダークエルフなら、目擊者もモグリ冒險者と思うことでしょうな。チーフメイド殿もドゥーエ殿も閣下の部……(內容加載失敗!請重載或更換瀏覽器)