《不正經的魔術講師與禁忌教典》(日語:ロクでなし魔術講師と禁忌教典)是日本輕小說作家羊太郎撰寫的學園魔術幻想戰斗風輕小說,負責本作插畫的是三嶋黑音。奪得第二十六回Fantasia大賞首獎[2]。故事背景建立在存在魔法的虛構世界,講述擔任阿爾扎諾帝國魔術學院的教師葛倫·雷達斯和班級學生的經歷。
台版輕小說封面
2016年3月宣布決定製作電視動畫[3]。2017年4月4日至6月20日在東京都會電視台、AT-X等電視台播放。
阿爾扎諾帝國的帝國魔術學院兼職講師葛倫·雷達斯是以假自習之名行打瞌睡稱在日常的不正經講師。就算難得站上了講台,他也是直接把課本釘在黑板上之類的逃避教書花招,耍廢的程度連學生也不以為然。被這樣的葛倫惹惱的學生──有着「師見愁」之名的西絲蒂娜·席貝爾向他提出了決斗。結果令人遺憾地,葛倫以懸殊的差距吞下了敗戰……然而學校發生了前所未有的恐怖事件,學生也無一倖免地受到了波及。「不許傷害我的學生!」如是說的葛倫於此時發揮了真正的本領! 故事以後就是以這名教師與其他同學的遇上不同的事件的故事。
翻譯名稱以東立繁體中文版為准。
『フェジテ最悪の三日間』の後、度重なる失態と負傷のショックによる左腕の魔術能力喪失によって父アゼルに勘當されてしまい、以降対外的には母方の姓である「イヴ=ディストーレ」を名乗る。軍においても特務分室から第八魔導兵団への異動、百騎長から従騎士長への軍階降格という左遷処分を受け、新たに導入されることになった「軍事教練」の戦術訓練教官として學院に派遣された。言葉こそ厳しいが丁寧な教え方で學院內での評判も良く、「里學院」での騒動で生徒たちを守るため奮戦したこともあって生徒達から強い信頼を得ている。
魔術祭典後に父がクーデターを首謀した際にはグレンに勵まされて反逆者を自ら討ち取ると宣言し、友軍の総指揮を執る。根本的な魔力や技量の規格差で復制されたリディアに次第に圧倒され、【第七園】の奧義《無間大煉獄真紅・七園》によって絕體絕命になるが、オリジナルと思しきリディアの幻聴によって奮起し、左手の魔術機能を取り戻して第七園を乗っ取ってリディアを撃破。そして父から植え付けられた呪縛を自力で振り解き、炎の魔人と化した大嫌いな父親をグレンが倒すのを援護し、自らの葛藤に決着をつけた。神がかり的な戦勝を収めた後、『最後の鍵』計劃によって帝國軍幹部が軒並み戦死していたことから、ミラーノでの戦斗『炎の一刻半』における戦功を鑒みた女王の勅命で《魔術師》へ再任、同時に元帥へと任命されフェジテでの最終戦における総司令官を務める。
帝國老舗マフィア『西マハード會社』を牛耳るルチアーノ家現當主。爵位は騎士爵。派手な伊達姿の傾き老人。 ルチアーノ家は、帝國の里社會を取り仕切る建國以來の大物マフィアでありながら女王に忠誠を誓い、代々伝統的に騎士の稱號を與えられ、円卓會にも席を持つ大家として有名。
円卓會のメンバーで三大公爵家の一角。文治派の筆頭で「蒼天十字団」を運営し、里では天の智慧研究會の「急進派」に協力していた。「フェジテ最悪の三日間」の折にアゼルに捕縛され、その際に死亡する。
400年ほど前の人物で、「魔導考古學の父」と呼ばれる近世では有名な魔導考古學者であり、童話作家。代表作はメルガリアンのバイブルである「メルガリウスの天空城」、童話にして古代神話大成である「メルガリウスの魔法使い」。アルザーノ王家の遠い親戚で、ひと回りほど歳下のアリシア三世と共に研究を行っていた。子孫のフォーゼルとそっくりなノリをした人物で、「正義の魔法使い」の真の顏を知るために魔導考古學者になったが、學問にかまけるあまり妻子に愛想を盡かされている。 聖暦前古代史研究を行う課程で世界各地に伝わる古代の神話・伝說・民間伝承を獨自の分析・解釈を元に編纂していた。研究の末に《禁忌教典》と《魔王遺物》の存在に觸れ、超魔法文明が暗黒と悪夢の世界だと知り、魔王遺物が世に出れば國が滅びるほどの大混亂が起きると懸念して夢を斷念した。魔王や魔王遺物とは直接關系のない物語を童話として編纂し直し「メルガリウスの魔法使い」を出版するが、それから5年後、魔王遺物である「無垢なる暗の印」を刻まれた神官家の生き殘りを探して単身レザリア王國に足を踏み入れるも、聖エリサレス教會がひた隠しにしていた「外宇宙の邪神」を囲っているという秘密に迫ったため、異端者として捕らえられ「邪悪な思想の書籍を世に出し、無辜なる民を惑わした罪」で火刑に処された。 原作に記されている言葉「教典は萬物の叡智を司り、創造し、掌握する。故に、それは人類を破滅へと向かわせることとなるだろう。」は火刑台に上った彼が最後に殘したとされる言葉。
「鬼の戦斗専門部署」として知られる第一室の室長。暑苦しく、竹を割ったような性格。 士官候補學校の卒業生で、宮廷魔導士団に入隊後、わずか1年で模擬魔術戦會で第3位に入賞するほどの実力者だが、1期下のイヴには敵わなかった[24]。イヴを永遠のライバルと勝手に認定しているが、荒くれ者ばかりの部下を率いて余計な被害を出しては特務分室に後始末を任せるため、イヴ當人には迷惑がられている[41]。
クリストフの士官候補學校時代の同期で、寮でも同室の友人。生まれは貧乏貴族の三男。クリストフより一回り大柄で、やんちゃ坊主感溢れる容姿をしている。同期生の中でも特に攻性呪文の技量に長けており、卒業直前に帝國宮廷魔導士団第一室からスカウトを受ける。
城塞都市ハノイに駐屯する帝國東部カンターレ方面軍第二師団・第三駐屯兵団の兵団長。
帝國宮廷魔道士団特務分室室長、執行官ナンバー1《魔術師》。年齢は20代後半で、人の良さげでうだつの上がらなそうな眼鏡の優男。軍階は百騎長。 「神の頭脳の持ち主」と噂された天才魔術士。かつては東の國境付近で戦い続けたバリバリの実戦派で、魔道士団の魔導技術開発室室長や、白金魔導研究所の魔導技術開発派遣武官を経て、イヴの後任として本來イグナイト家の者に限定される特務分室室長に特例で就任している。 その正體は蒼天十字団の団長。リィエルを素體に《剣の姫》エリエーテを復活させ、帝國の過去の英霊を復活させる【英霊再臨の儀】を実用化しようとしたが、イヴの妨害で失敗し帝國軍に拘束・収監される。その後蒼天十字団諸共イグナイト卿に切り舍てられ、3人の部下共々イリアの手で暗殺される。
イグナイト卿の嫡子。燃え上がる炎のような長髪が特徴の20歳過ぎくらいの女性で、家庭的で親しみやすい地母神のような美しさを持ち、柔和な笑みを浮かべるが、所作には一切の隙も無駄もない不思議な魅力を持つ。階級は千騎長 [43]。
帝國全ての魔導士達の規范となり持たざる弱き民を守るという誇りを掲げた祖父を尊敬する反面、古典的貴族主義に凝り固まった父親に反発しており、敵を作り過ぎたイグナイト家は遠くない未來に滅びると確信していた。平民の血が混じったイヴに対しても優しく、一方で、父への恐怖から自身の「予備」とされてきた妹のアリエスを見舍ててしまった過去から、自分にはイグナイトの資格がないとも思っており、償いとして本當のイグナイトになろうと頑張ってきた[24]。
イグナイト家2000年の歴史の中に現れた天才の中の天才で、戦鬥力、魔術能力、指揮能力、作戦立案能力、政治力の全てが完璧という、一軍の將になるために生まれてきたかのような人物。【第七園】発動に必要な霊點の構築を戦斗中の片手間でやってのけ、支配領域內の全空間を一片の隙なく超高熱の極炎で満たし焼き盡くす必中必滅の術式《無間大煉獄真紅・七園》すら使いこなす。若くしてS級魔導士となったが、イグナイト家を恨む魔導士達に嵌められたイヴを守るために、己が魂を燃やし自分自身を炎とする眷屬秘呪【大終炎(フィーニス)】を発動し、敵を殲滅したものの副作用で魔術能力を完全に失う[24]。 その後は魔術能力を取り戻すためにどこかの法醫院に入れられたとされ[24]、魔術祭典開催と同時期に奇跡の快復を遂げ、サイラスの後任の特務分室室長に就任する。しかし、勘當された異母妹のイヴを全く知らないような素振りを見せるなど、記憶に不自然な違和感を抱える[44]。
だが本物のリディアは魔術を使えなくなったことを理由に父親の手で既に殺されており、新たに隊長となった彼女は、イグナイト卿の便利な消耗品としてリディアを含む復數の霊魂をもとに【Project:Revive Life】で作り出された偽物である。部分的な記憶の欠落、不自然なまでに父親に抱く忠誠心、自分の中の価値基準の歪さはこれに起因する。クーデター時はイグナイト卿に盲目的に従い、偽物ではあってもその力量でイヴを圧倒して見せたが、霊魂に含まれていた本物のリディアの殘滓によるものかとどめを刺すことに失敗し、《無間大煉獄真紅・七園》を逆用されて焼き盡くされ死亡するが、最期の瞬間だけオリジナルの人格が戻ったかのような反応を見せた。
元執行官ナンバー10《運命の輪》。エルザの父で、「守るための剣を振るえ」、「人を活かす剣を振るえ」と教えてきた[45]。 東方出身の「東方剣士(サムライ)」で、異邦人ながらも帝國のために軍人として盡くした。肺の病気を患って體が衰えつつありながらも軍人を続けていたが、2年前に天の智慧研究會から送り込まれた刺客のイルシアにより、妻と共に殺害される。
帝國宮廷魔道士団特務分室所屬、執行官ナンバー18《月》。 イグナイト卿の直屬の配下であり、空席だった《月》の地位を利用して幻術で様々な工作を行なっている。【英霊再臨の儀】に必要なリィエルの『パラ・オリジンエーテル』入手任務では、『シオン・ライブラリー』を持つサイラスの元へ潛り込むと共に、蒼天十字団を検挙するために軍上層部を幻術で誘導する。アルベルトの討伐任務では法醫術の達人ということにして、小隊運営の管理監督役(チーフ・マネージャー)でグレンたちに同行、後方支援を行っていたが、グレンを騙すためにセラの名を使ったことが仇となって幻術を見抜かれており、儀式中にイヴの襲撃を受け、幻術勝負でできた隙をシスティーナにつかれて【ゲイル・ブロウ】二重詠唱により敗北。蒼天十字団の一斉検挙でほかの關系者と共に収監されたが、不要になったサイラスら4名を暗殺した後で、リィエルから得た『パラ・オリジンエーテル』と共に本來の上司であるイグナイト卿の元に戻る。魔術祭典が開催された際には、潛入調査でアーチボルトによる教皇暗殺を察知しイグナイト卿に報告、アーチボルト配下の暗殺者の始末を命じられるが、待ち構えていたジャティスに一蹴されて命乞いをする羽目になり、「グレンほどじゃないが面白い」と見逃され、信じて突き進めば願いは葉うと激勵までされるという屈辱を味わう。 その正體はイグナイト家の次女であり、本名はアリエス=イグナイト。卓越した幻術の才能を持っていたが、炎の魔術の才能に恵まれなかったため父から冷遇される。10年ほど前に父の魔術で體を焼かれて殺されかけた時、姉リディアに救われて名前を変えて遠い家に逃されたことに感謝して、姉を助けることを誓い幻術の腕を磨く。だが、魔術を使えなくなったことを理由に姉が父親に殺されたことで復讐を決意し、人間を辭めた父を殺す機會を窺ってあえて腹心として仕えることにした。クーデターの際には「異界」の外へ偵察に出ていたエルザに接觸し、「本物のリディアは死んでいて、【Project:Revive Life】で作られた偽物だ」という情報を伝えさせ、事件後、瀕死の重傷を負って逃亡する父親に自らの正體と目的を明かし、手にした短剣で滅多刺しにして慘殺、復讐を遂げる。 固有魔術として【月読ノ揺リ籠(ムーン・クレイドル)】という現実を塗り替える究極の幻術を持つ。夜空に輝く月光を觸媒にして、世界そのものへ幻術をかけ、「実體を持つ幻」をこの世界へ生み出し、その幻に付隨する人々の認識や記憶すらも捏造し、自在に弄ることができる。ただ、違和感に気づかれてしまうと容易く認識、看破されてしまうという弱點があり、自分自身の認識さえも欺くため、世界支配を使いすぎると本當の自分が分からなくなるらしい。さらに、世界改変中は常に魔力を消費し続け、脳の深層意識領域を圧迫するという欠點があり、しかもねじ曲げた事実が現実から乖離するほど負擔が増大するので、本體がまともに戦斗行動を取れない[42]。それ故に、幻術が通用しない相手には弱く、あらゆる事象を數字として取得できるジャティスは天敵と言える。また、「あらゆる精神防禦を絕対貫通する」対人幻術による精神支配も可能であり、こちらには月光の觸媒を必要としない。グレンと同年代か少し年下で、亜麻色の長髪、金色の瞳をした華奢で小柄な少女や、黒髪の女魔導師姿などに化けているが、本當の姿はイグナイト家特有の真紅色の髪と紫炎色の瞳を持った女性で、父親に殺されかけた時の火傷が顏の半分を覆っている。
帝國軍所屬の魔導士。階級は正騎士で、當時14歳だったイヴの部下。郁屈とした雰囲気の神経質そうな青年。 実はイグナイト家最大の汚點である「グスタの悲劇」唯一の生き殘りであり、帝國軍を足抜けしたイグナイト家に恨みを持つ7人の魔導士と連攜してイヴを罠に嵌め、拷問してアゼルを脅そうとした。炎熱系術式を妨害する割込術式結界を展開する事で、その場に駆けつけたリディアをも圧倒したが、彼女が魔術師生命を舍てて発動した禁呪【大終炎】を受けて蒸発する[24]。
目前已知「已入會者」有三個位階,由低到高分別為:第一團《門》、第二團《地位》、第三團《天位》(疑似對應古代的守門人、地民、天人)
試煉:進入天之智慧研究會內陣的資格為能夠從大導師手上的雙生子圖案中回來的人
固有魔術死亡博物館:可操控自己的屍體進行死靈召喚術,且無法被小時候經歷過的死亡方式殺死。
《不正經的魔術講師與追想日誌》
全16冊
不支持繁體字搜索
不正經的魔術講師與禁忌教典
《不正經的魔術講師與禁忌教典》(日語:ロクでなし魔術講師と禁忌教典)是日本輕小說作家羊太郎撰寫的學園魔術幻想戰斗風輕小說,負責本作插畫的是三嶋黑音。奪得第二十六回Fantasia大賞首獎[2]。故事背景建立在存在魔法的虛構世界,講述擔任阿爾扎諾帝國魔術學院的教師葛倫·雷達斯和班級學生的經歷。
台版輕小說封面
不像樣的魔法講師與教典(天聞角川)
東立出版社
浙江人民美術出版社
輕小說
21+9冊(2023年1月)
三嶋黑音(角色原案)
東立出版社
6冊(2020年3月)
羚邦國際
愛奇藝(已下架)
全集上架:
bilibili
Netflix
YouTube(Ani-One)[1][a]
2016年3月宣布決定製作電視動畫[3]。2017年4月4日至6月20日在東京都會電視台、AT-X等電視台播放。
故事概要
阿爾扎諾帝國的帝國魔術學院兼職講師葛倫·雷達斯是以假自習之名行打瞌睡稱在日常的不正經講師。就算難得站上了講台,他也是直接把課本釘在黑板上之類的逃避教書花招,耍廢的程度連學生也不以為然。被這樣的葛倫惹惱的學生──有着「師見愁」之名的西絲蒂娜·席貝爾向他提出了決斗。結果令人遺憾地,葛倫以懸殊的差距吞下了敗戰……然而學校發生了前所未有的恐怖事件,學生也無一倖免地受到了波及。「不許傷害我的學生!」如是說的葛倫於此時發揮了真正的本領! 故事以後就是以這名教師與其他同學的遇上不同的事件的故事。
登場角色
翻譯名稱以東立繁體中文版為准。
主要角色
『フェジテ最悪の三日間』の後、度重なる失態と負傷のショックによる左腕の魔術能力喪失によって父アゼルに勘當されてしまい、以降対外的には母方の姓である「イヴ=ディストーレ」を名乗る。軍においても特務分室から第八魔導兵団への異動、百騎長から従騎士長への軍階降格という左遷処分を受け、新たに導入されることになった「軍事教練」の戦術訓練教官として學院に派遣された。言葉こそ厳しいが丁寧な教え方で學院內での評判も良く、「里學院」での騒動で生徒たちを守るため奮戦したこともあって生徒達から強い信頼を得ている。
魔術祭典後に父がクーデターを首謀した際にはグレンに勵まされて反逆者を自ら討ち取ると宣言し、友軍の総指揮を執る。根本的な魔力や技量の規格差で復制されたリディアに次第に圧倒され、【第七園】の奧義《無間大煉獄真紅・七園》によって絕體絕命になるが、オリジナルと思しきリディアの幻聴によって奮起し、左手の魔術機能を取り戻して第七園を乗っ取ってリディアを撃破。そして父から植え付けられた呪縛を自力で振り解き、炎の魔人と化した大嫌いな父親をグレンが倒すのを援護し、自らの葛藤に決着をつけた。神がかり的な戦勝を収めた後、『最後の鍵』計劃によって帝國軍幹部が軒並み戦死していたことから、ミラーノでの戦斗『炎の一刻半』における戦功を鑒みた女王の勅命で《魔術師》へ再任、同時に元帥へと任命されフェジテでの最終戦における総司令官を務める。
阿爾扎諾帝國魔術學院
學生
講師、教授
阿爾扎諾帝國王室關系者
帝國老舗マフィア『西マハード會社』を牛耳るルチアーノ家現當主。爵位は騎士爵。派手な伊達姿の傾き老人。 ルチアーノ家は、帝國の里社會を取り仕切る建國以來の大物マフィアでありながら女王に忠誠を誓い、代々伝統的に騎士の稱號を與えられ、円卓會にも席を持つ大家として有名。
円卓會のメンバーで三大公爵家の一角。文治派の筆頭で「蒼天十字団」を運営し、里では天の智慧研究會の「急進派」に協力していた。「フェジテ最悪の三日間」の折にアゼルに捕縛され、その際に死亡する。
400年ほど前の人物で、「魔導考古學の父」と呼ばれる近世では有名な魔導考古學者であり、童話作家。代表作はメルガリアンのバイブルである「メルガリウスの天空城」、童話にして古代神話大成である「メルガリウスの魔法使い」。アルザーノ王家の遠い親戚で、ひと回りほど歳下のアリシア三世と共に研究を行っていた。子孫のフォーゼルとそっくりなノリをした人物で、「正義の魔法使い」の真の顏を知るために魔導考古學者になったが、學問にかまけるあまり妻子に愛想を盡かされている。 聖暦前古代史研究を行う課程で世界各地に伝わる古代の神話・伝說・民間伝承を獨自の分析・解釈を元に編纂していた。研究の末に《禁忌教典》と《魔王遺物》の存在に觸れ、超魔法文明が暗黒と悪夢の世界だと知り、魔王遺物が世に出れば國が滅びるほどの大混亂が起きると懸念して夢を斷念した。魔王や魔王遺物とは直接關系のない物語を童話として編纂し直し「メルガリウスの魔法使い」を出版するが、それから5年後、魔王遺物である「無垢なる暗の印」を刻まれた神官家の生き殘りを探して単身レザリア王國に足を踏み入れるも、聖エリサレス教會がひた隠しにしていた「外宇宙の邪神」を囲っているという秘密に迫ったため、異端者として捕らえられ「邪悪な思想の書籍を世に出し、無辜なる民を惑わした罪」で火刑に処された。 原作に記されている言葉「教典は萬物の叡智を司り、創造し、掌握する。故に、それは人類を破滅へと向かわせることとなるだろう。」は火刑台に上った彼が最後に殘したとされる言葉。
帝國宮廷魔導士團
現役成員
「鬼の戦斗専門部署」として知られる第一室の室長。暑苦しく、竹を割ったような性格。 士官候補學校の卒業生で、宮廷魔導士団に入隊後、わずか1年で模擬魔術戦會で第3位に入賞するほどの実力者だが、1期下のイヴには敵わなかった[24]。イヴを永遠のライバルと勝手に認定しているが、荒くれ者ばかりの部下を率いて余計な被害を出しては特務分室に後始末を任せるため、イヴ當人には迷惑がられている[41]。
クリストフの士官候補學校時代の同期で、寮でも同室の友人。生まれは貧乏貴族の三男。クリストフより一回り大柄で、やんちゃ坊主感溢れる容姿をしている。同期生の中でも特に攻性呪文の技量に長けており、卒業直前に帝國宮廷魔導士団第一室からスカウトを受ける。
城塞都市ハノイに駐屯する帝國東部カンターレ方面軍第二師団・第三駐屯兵団の兵団長。
離開、殉職者
帝國宮廷魔道士団特務分室室長、執行官ナンバー1《魔術師》。年齢は20代後半で、人の良さげでうだつの上がらなそうな眼鏡の優男。軍階は百騎長。 「神の頭脳の持ち主」と噂された天才魔術士。かつては東の國境付近で戦い続けたバリバリの実戦派で、魔道士団の魔導技術開発室室長や、白金魔導研究所の魔導技術開発派遣武官を経て、イヴの後任として本來イグナイト家の者に限定される特務分室室長に特例で就任している。 その正體は蒼天十字団の団長。リィエルを素體に《剣の姫》エリエーテを復活させ、帝國の過去の英霊を復活させる【英霊再臨の儀】を実用化しようとしたが、イヴの妨害で失敗し帝國軍に拘束・収監される。その後蒼天十字団諸共イグナイト卿に切り舍てられ、3人の部下共々イリアの手で暗殺される。
イグナイト卿の嫡子。燃え上がる炎のような長髪が特徴の20歳過ぎくらいの女性で、家庭的で親しみやすい地母神のような美しさを持ち、柔和な笑みを浮かべるが、所作には一切の隙も無駄もない不思議な魅力を持つ。階級は千騎長 [43]。
帝國全ての魔導士達の規范となり持たざる弱き民を守るという誇りを掲げた祖父を尊敬する反面、古典的貴族主義に凝り固まった父親に反発しており、敵を作り過ぎたイグナイト家は遠くない未來に滅びると確信していた。平民の血が混じったイヴに対しても優しく、一方で、父への恐怖から自身の「予備」とされてきた妹のアリエスを見舍ててしまった過去から、自分にはイグナイトの資格がないとも思っており、償いとして本當のイグナイトになろうと頑張ってきた[24]。
イグナイト家2000年の歴史の中に現れた天才の中の天才で、戦鬥力、魔術能力、指揮能力、作戦立案能力、政治力の全てが完璧という、一軍の將になるために生まれてきたかのような人物。【第七園】発動に必要な霊點の構築を戦斗中の片手間でやってのけ、支配領域內の全空間を一片の隙なく超高熱の極炎で満たし焼き盡くす必中必滅の術式《無間大煉獄真紅・七園》すら使いこなす。若くしてS級魔導士となったが、イグナイト家を恨む魔導士達に嵌められたイヴを守るために、己が魂を燃やし自分自身を炎とする眷屬秘呪【大終炎(フィーニス)】を発動し、敵を殲滅したものの副作用で魔術能力を完全に失う[24]。 その後は魔術能力を取り戻すためにどこかの法醫院に入れられたとされ[24]、魔術祭典開催と同時期に奇跡の快復を遂げ、サイラスの後任の特務分室室長に就任する。しかし、勘當された異母妹のイヴを全く知らないような素振りを見せるなど、記憶に不自然な違和感を抱える[44]。
だが本物のリディアは魔術を使えなくなったことを理由に父親の手で既に殺されており、新たに隊長となった彼女は、イグナイト卿の便利な消耗品としてリディアを含む復數の霊魂をもとに【Project:Revive Life】で作り出された偽物である。部分的な記憶の欠落、不自然なまでに父親に抱く忠誠心、自分の中の価値基準の歪さはこれに起因する。クーデター時はイグナイト卿に盲目的に従い、偽物ではあってもその力量でイヴを圧倒して見せたが、霊魂に含まれていた本物のリディアの殘滓によるものかとどめを刺すことに失敗し、《無間大煉獄真紅・七園》を逆用されて焼き盡くされ死亡するが、最期の瞬間だけオリジナルの人格が戻ったかのような反応を見せた。
元執行官ナンバー10《運命の輪》。エルザの父で、「守るための剣を振るえ」、「人を活かす剣を振るえ」と教えてきた[45]。 東方出身の「東方剣士(サムライ)」で、異邦人ながらも帝國のために軍人として盡くした。肺の病気を患って體が衰えつつありながらも軍人を続けていたが、2年前に天の智慧研究會から送り込まれた刺客のイルシアにより、妻と共に殺害される。
帝國宮廷魔道士団特務分室所屬、執行官ナンバー18《月》。 イグナイト卿の直屬の配下であり、空席だった《月》の地位を利用して幻術で様々な工作を行なっている。【英霊再臨の儀】に必要なリィエルの『パラ・オリジンエーテル』入手任務では、『シオン・ライブラリー』を持つサイラスの元へ潛り込むと共に、蒼天十字団を検挙するために軍上層部を幻術で誘導する。アルベルトの討伐任務では法醫術の達人ということにして、小隊運営の管理監督役(チーフ・マネージャー)でグレンたちに同行、後方支援を行っていたが、グレンを騙すためにセラの名を使ったことが仇となって幻術を見抜かれており、儀式中にイヴの襲撃を受け、幻術勝負でできた隙をシスティーナにつかれて【ゲイル・ブロウ】二重詠唱により敗北。蒼天十字団の一斉検挙でほかの關系者と共に収監されたが、不要になったサイラスら4名を暗殺した後で、リィエルから得た『パラ・オリジンエーテル』と共に本來の上司であるイグナイト卿の元に戻る。魔術祭典が開催された際には、潛入調査でアーチボルトによる教皇暗殺を察知しイグナイト卿に報告、アーチボルト配下の暗殺者の始末を命じられるが、待ち構えていたジャティスに一蹴されて命乞いをする羽目になり、「グレンほどじゃないが面白い」と見逃され、信じて突き進めば願いは葉うと激勵までされるという屈辱を味わう。 その正體はイグナイト家の次女であり、本名はアリエス=イグナイト。卓越した幻術の才能を持っていたが、炎の魔術の才能に恵まれなかったため父から冷遇される。10年ほど前に父の魔術で體を焼かれて殺されかけた時、姉リディアに救われて名前を変えて遠い家に逃されたことに感謝して、姉を助けることを誓い幻術の腕を磨く。だが、魔術を使えなくなったことを理由に姉が父親に殺されたことで復讐を決意し、人間を辭めた父を殺す機會を窺ってあえて腹心として仕えることにした。クーデターの際には「異界」の外へ偵察に出ていたエルザに接觸し、「本物のリディアは死んでいて、【Project:Revive Life】で作られた偽物だ」という情報を伝えさせ、事件後、瀕死の重傷を負って逃亡する父親に自らの正體と目的を明かし、手にした短剣で滅多刺しにして慘殺、復讐を遂げる。 固有魔術として【月読ノ揺リ籠(ムーン・クレイドル)】という現実を塗り替える究極の幻術を持つ。夜空に輝く月光を觸媒にして、世界そのものへ幻術をかけ、「実體を持つ幻」をこの世界へ生み出し、その幻に付隨する人々の認識や記憶すらも捏造し、自在に弄ることができる。ただ、違和感に気づかれてしまうと容易く認識、看破されてしまうという弱點があり、自分自身の認識さえも欺くため、世界支配を使いすぎると本當の自分が分からなくなるらしい。さらに、世界改変中は常に魔力を消費し続け、脳の深層意識領域を圧迫するという欠點があり、しかもねじ曲げた事実が現実から乖離するほど負擔が増大するので、本體がまともに戦斗行動を取れない[42]。それ故に、幻術が通用しない相手には弱く、あらゆる事象を數字として取得できるジャティスは天敵と言える。また、「あらゆる精神防禦を絕対貫通する」対人幻術による精神支配も可能であり、こちらには月光の觸媒を必要としない。グレンと同年代か少し年下で、亜麻色の長髪、金色の瞳をした華奢で小柄な少女や、黒髪の女魔導師姿などに化けているが、本當の姿はイグナイト家特有の真紅色の髪と紫炎色の瞳を持った女性で、父親に殺されかけた時の火傷が顏の半分を覆っている。
帝國軍所屬の魔導士。階級は正騎士で、當時14歳だったイヴの部下。郁屈とした雰囲気の神経質そうな青年。 実はイグナイト家最大の汚點である「グスタの悲劇」唯一の生き殘りであり、帝國軍を足抜けしたイグナイト家に恨みを持つ7人の魔導士と連攜してイヴを罠に嵌め、拷問してアゼルを脅そうとした。炎熱系術式を妨害する割込術式結界を展開する事で、その場に駆けつけたリディアをも圧倒したが、彼女が魔術師生命を舍てて発動した禁呪【大終炎】を受けて蒸発する[24]。
聖莉莉女子魔術學院
天之智慧研究會
目前已知「已入會者」有三個位階,由低到高分別為:第一團《門》、第二團《地位》、第三團《天位》(疑似對應古代的守門人、地民、天人)
試煉:進入天之智慧研究會內陣的資格為能夠從大導師手上的雙生子圖案中回來的人
固有魔術死亡博物館:可操控自己的屍體進行死靈召喚術,且無法被小時候經歷過的死亡方式殺死。
魔王關系者
魔將星
外宇宙的邪神
其他角色
名詞解說
國家
組織
魔術相關
其他
出版書籍
小說
2015年11月12日(限定版)
2016年1月29日(限定版)
2016年11月3日(限定版)
2017年1月23日(限定版)
2018年1月3日(限定版)
EAN 471-094-555-886-8(會場限定版)
2019年6月28日(限定版)
EAN 471-094-556-110-3(會場限定版)
EAN 471-060-104-072-0(會場限定版)
2020年4月13日(限定版)
2020年11月30日(限定版)
2021年12月30日(限定版)
ISBN 978-957-269-446-6(首刷限定版)
2023年1月5日(限定版)
短篇集
《不正經的魔術講師與追想日誌》
漫畫
全16冊
電視動畫
製作人員
主題曲
各話列表
小梶慎也
內田信吾
生田目康裕、東美帆
上野卓志
原修一、今中俊輔
大峰輝之、中野良一
小梶慎也、池田志乃
阿部達也、大原大
池田志乃、東美帆
植竹康彥、小澤圓
阿部達也
阿部達也、生田目康裕
古谷梨繪、中野良一
小梶慎也、高井裡沙
山村俊了、山田潮美
今中俊輔、池田志乃
阿部達也、渡部裕子
佐野陽子、小澤圓
生田目康裕
山本晃宏、石橋大輔
池田志乃
今中俊輔、渡部裕子
山本晃宏、池田志乃
阿部達也、佐野陽子
石橋大輔、生田目康裕
高瀨さやか、西真由子
櫻井親良
內田信吾
有富興二
藤澤俊幸、原修一
佐野陽子、今中俊輔
川尻健太郎、山村俊了
山本晃宏、石橋大輔
高瀨さやか、森悅史
BD&DVD
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